本研究では,認知言語学的意味論の意味的関係性に基づき,e-Learningコンテンツの定性的分析手法を探究した.コンテンツで用いられている表象手段として図表,文章,音声,動画を取り上げ,それらのシナジー効果を高めるためのコンテンツ構成法を追究した.そのために三つの実験を行った.一つ目の実験では,図と文章の意味的関係性に焦点を当て,フレームの特徴とフレーム系列を分析した.二つ目の実験では,音声付加コンテンツにおける音声と文章とのシナジー効果を分析し,フレーム構造を抽出した.三つ目の実験では,動画を取り入れた文脈効果を分析し,コンテンツの機能的文脈分析法を提案した.
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