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2012 年度 研究成果報告書

文章生成過程における思考介入法とその効果に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 23700999
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 教育工学
研究機関広島修道大学

研究代表者

西森 章子  広島修道大学, 学習支援センター, 学習アドバイザー (50294012)

研究期間 (年度) 2011 – 2012
キーワードカリキュラム / 教授法開発
研究概要

本研究課題は,3つの研究に基づいて進められた。それぞれの目的は以下のとおりであった。研究1:後期中等教育段階,高等教育段階にある高校生や大学生の「書くこと」に対する認識とその実態について調べる(調査研究)。研究2:他者に対して,自分の考えを的確かつ論理的に示す場合に必要となる教育的介入を開発する。同時に,これらの教育的介入の効果について,集団実験をもとに検討する(実験研究)。なお,ここでは,高校生を被験者とする(実験研究)。研究3:開発された教育的介入の有効性を評価するために,介入を受けた高校生が書く意見文の質に変容が見られるかどうかを検討する(実践研究)。2011年度と2012年度にわたって,大阪府および広島県の高校生および大学生を対象として調査・研究した結果,以下が明らかとなった。研究1:高校生や大学生は,「文章の構成」に対する意識が高く,特に高校生においては,自分の考えそのものを思いつくことや自分の考えを構成することに問題を感じている。研究2:「根拠産出トレーニング」と「裏づけ発想トレーニング」を開発し,高校生を対象に実施したところ,トレーニングを受けた群は,根拠や裏づけを自発的に産出できるようになった。研究3:「根拠産出トレーニング」を経験した群(実験群)と経験しなかった群(対照群)とで,産出された意見文に「根拠」が含まれているかどうかを評価したところ,実験群では,トレーニングの直後に産出された意見文で,すべての生徒が根拠を示すようになっていた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 2011

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 根拠産出トレーニングの試行とその効果に関する研究2012

    • 著者名/発表者名
      西森章子・三宮真智子(2012)
    • 学会等名
      日本教育心理学会第54回総会
    • 発表場所
      琉球大学
    • 年月日
      2012-11-23
  • [学会発表] 書くこと」に対する高校生の問題意識とその実態に関する予備的検討2012

    • 著者名/発表者名
      西森章子・三宮真智子・久坂哲也
    • 学会等名
      日本教育工学会第28回全国大会
    • 発表場所
      長崎大学
    • 年月日
      2012-09-17
  • [学会発表] 三宮真智子(2011)大学生におけるレポート観の予備的検討2011

    • 著者名/発表者名
      西森章子
    • 学会等名
      日本教育心理学会第53回総会
    • 発表場所
      北海道立道民活動センターかでる2・7
    • 年月日
      2011-07-24

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公開日: 2014-09-25  

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