研究課題
若手研究(B)
本研究においては 16・17 世紀の植物学書と解剖学書における解剖学名と植物学名について分析し、同一の対象に対して多数の同義語が存在し、各項目の分類が不十分であったことを見出した。さらに、この難点はガスパール・ボアン(1560-1624)による二名法的な名称の導入によって解消されたこと、またボアン以降の解剖学と植物学はともにボアンと同一の方針によって名付けを行なっていることを明らかにした。