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2011 年度 実施状況報告書

映像コンテンツの制作・アーカイブ化に関する新たな学芸員養成教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23701020
研究機関北海道大学

研究代表者

藤田 良治  北海道大学, 総合博物館, 助教 (40515102)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2013-03-31
キーワード博物館映像学 / 博物館学 / 映像制作 / 映像アーカイブス / 映像コンテンツ / 映像標本
研究概要

1.高等教育機関における映像教育、博物館の映像コンテンツに対する意識と実態調査学芸員に特化した映像制作教育は先行事例が非常に少ないため、研究協力者や参加した学会においてと情報交換をおこなった。マスメディア等への就職を目指した映像制作教育を指導している高等教育機関に焦点を絞り、国内外の映像制作教育の専門機関等でカリキュラムの実態やヒアリングによる調査を実施した。また、博物館における映像コンテンツに対する意識・実態調査を行なっており、学芸員の実情に合った教育プログラムを制作している。これらの映像教育の専門機関における教育や博物館での映像コンテンツの活用事例に関しては、シンポジウムでの情報交換や文献調査を実施した。2.映像素材のアーカイブ化について調査映像素材の管理は、映像コンテンツ制作教育において必須の指導項目である。学芸員が将来活動する博物館の規模等の実情に応じた、さまざまな状況下で映像素材を保存・整理する際の参考となるように事例を収集している。映像のアーカイブ化を進めるにあたり、そのノウハウを吸収するためにも他の機関で行われている方法の調査を行なった。3.教育プログラムの設計学芸員養成のための授業科目「博物館実習」(2単位)での実施を想定して教育プログラムを作成した。ここでは、メディアリテラシーとして必要な映像制作の企画から完成までの流れを体系的に学ぶことができるように設計した。突起すべき点として、限られた時間数で効率的にスキルを身につけられるよう留意し、授業案を作成している。今後、高度な映像の制作能力やメディアリテラシーを備えた上級学芸員へのステップアップを目指したリカレント教育にも応用するために、学芸員の養成課程に合わせた映像の制作とアーカイブ化に関する知識とスキルを兼ね備えた学芸員を養成するための教育プログラムの開発を平行して行なった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

初年度計画は予定通り達成しており、次年度以降の研究計画を平行して遂行している。教育プログラム開発のための情報収集により、共通課題が見えており本研究における目標を明確に研究が行なわれている。

今後の研究の推進方策

研究成果を広く一般に伝える方法を検討している。多くの場合、研究発表は論文や口頭発表によるが、それ以外にも本研究分野のベース作りを行なうための手法を検討している。

次年度の研究費の使用計画

経費の節減の結果生じた使用残について、映像制作機材購入に使用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 高等教育・社会人における映像教育カリキュラムの実例と検証―学芸員養成科目改正を前に―2011

    • 著者名/発表者名
      藤田 良治、藤田 貢崇
    • 雑誌名

      サイエンス映像学会誌

      巻: 1 ページ: 15-26

    • 査読あり
  • [学会発表] 大学博物館におけるメディアコンテンツの開発 ノーベル賞記念特別展示を事例として2011

    • 著者名/発表者名
      藤田 良治
    • 学会等名
      第6 回博物科学会
    • 発表場所
      名古屋大学名古屋大学野依記念学術交流館(名古屋市)
    • 年月日
      2011年06月24日

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公開日: 2013-07-10  

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