研究課題
若手研究(B)
アクチン結合蛋白質アファディンは、イムノグロブリン様細胞接着分子nectinの細胞質ドメインに作用し、細胞骨格リモデリングを調節すると考えられている。本研究ではアファディンの発がんおよび転移機構への関与を生体内で検証した。アファディンを欠損した腸上皮では傍細胞透過性が充進し、化学発がん実験モデルでは有意に発がん率が上昇していた。アファディンは腸上皮細胞のホメオスタシスを調節し、炎症による大腸発がん促進作用に抑制的に機能することが示唆された。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 備考 (1件)
J. Cell Soi
巻: 124 ページ: 2231-2240
Experimental and Therapeutic Medicine
巻: 2 ページ: 1053-1058
http://www.mc.pref.osaka.jp/omc2/molecule.html