研究課題
若手研究(B)
複数の造血器腫瘍を対象とした microRNA発現解析から、B細胞、T細胞、NK細胞リンパ腫の細胞株・患者検体では miR-150の著明な発現低下を認めた。複数のNKリンパ腫細胞株に対しmiR-150を強制発現させたところ、miR-150はAKT2,DKC1を標的遺伝子とし抑制し、腫瘍細胞がSenescence(細胞老化)に至ることを認めた。悪性リンパ腫の造腫瘍性にmiR-150の発現低下が大きく関与する事が示唆された。他の造血器腫瘍に関して解析を継続している。標的遺伝子の同定は新規診断・治療法の可能性を秘めており意義のある解析結果であったと考える。
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Leukemia
巻: 25(8) ページ: 1324-1234
DOI:10.1038/leu.2011.81