研究課題
本年度の研究目標は、Nrf2による腫瘍細胞への総合的評価を目的とした。昨年度に引き続きNrf2によるMMP-9の転写調節機序をさらに詳細に検討するため、Nrf2を安定的にノックダウンした細胞株の樹立を試みた。Nrf2の発現抑制によって、Nrf2強制発現やNrf2活性化剤の添加で認められたMMP-9の転写活性化は減弱することが認められた。さらに、Nrf2の強制発現は、浸潤能を調節するのみならず細胞増殖能を上昇させることが明らかとなり、Nrf2の発現上昇が腫瘍細胞の進展に関わることが示唆された。
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