研究課題
若手研究(B)
本研究では、日本海およびその周辺で採取した試料中の、人工放射性核種236Uを精度よく分析することができた。それら結果から、長半減期の236Uはこれまで海水循環を明らかにするためのトレーサーとして利用されてきた短半減期の137Csに代わり、新たなトレーサーとして利用できることを証明した。また、日本海北部の深層水で明らかな236Uの濃度上昇が確認され、236U濃度の高い表層水が何らかのプロセスで沈み込み、北部日本海の底水で観察されたと考えられる。
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