研究課題
若手研究(B)
陸源物質の供給源および供給過程の新たな指標としてセリウム安定同位体比分別の分析法開発を行い、さらに海水試料への適用を試みた。分析法としてダブルスパイク法を用いた表面電離型質量分析と外部補正によるICP質量分析を検討したが、天然試料への適用を考慮しダブルスパイク法を用いることとした。この時の分析精度は100ngの供試料量で0.015%であった。これを用いて河川水試料および海水試料の分析を行ったところ、河口域および海洋表表について優位な同位体異常が見られた。これらの分別は粒子除去による同位体分別と一致している。しかしネオジム同位体分別とほぼ一致しており、酸化還元過程の関与は小さいと考えられる。
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