初年度に構築した種々のON/OFF変色反応系を用いることでフッ素、ヒ素等の環境汚染物質の変色数による分析法を開発することができた。また、チュニジアの高校生によるユーザーテストを通して、開発した手法のオンサイト分析としての分析性能を評価し、本分析法の課題に関する情報を収集することができ、今後、より実用的な手法へ発展するための手がかりを得ることができた。 さらに、本研究成果が学術論文に掲載されるだけでなく、各種学会等で発表した結果、第12回高山フォーラムにおいて最優秀賞を受賞する等学会からの高い評価を得ることができた。また、発表等の意見交換を通して、チュニジア、スリランカのみならず、タイ、ミャンマー等他の途上国の研究機関との繋がるため足がかりを得ることもできた。
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