研究課題
若手研究(B)
ペリレンは 5 つのベンゼン環により構成された多環芳香族炭化水素類の一種であり、世界中の堆積物から検出される。しかしながら、その起源が不明であったために指標物質として利用できなかった。そこで高濃度にペリレンを含む琵琶湖を研究対象とし、複数の顕微鏡による形態観察と化学分析によりその起源を検証した。その結果、菌根菌であるCenococcum geophilum の休眠体(菌核粒子)に含まれる色素が、ペリレンの主な起源であることを明らかにした。
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化学と教育
巻: 6(1) ページ: 22-23
Cenococcum geophilum
巻: 95 ページ: 241-251
DOI:10.1016/j.gca.2012.07.037