研究課題
若手研究(B)
本研究では、酵素様活性を示す新規有機ホスト無機複合体を調製し、これに有害物質を濃縮した後そのまま分解・無害化する高効率な環境浄化システムの構築を目指した。有害物質の例としてフェニトロチンやパークロロエチレンを取り上げ、水中からの除去と分解が可能な複合材料を調製できた。さらに発展研究として、この複合材料の重要な構成成分である界面活性剤と化学構造が類似した4級アンモニウム塩を反応媒体として用いて、草本系バイオマスを資源化する際に鍵となるセルロースの加水分解、またその分解生成物からの有価化合物の合成を検討したところ、反応の進行が確認できた。
すべて 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (6件)
Analytical and Bioanalytical Chemistry
巻: vol.402, no.5 ページ: 1973-1977
ISIJ International
巻: vol.52, no.1 ページ: 101-104
分析化学
巻: vol.61, no.8 ページ: 723-726