研究課題/領域番号 |
23710161
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
MATOUS PETR 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 講師 (70508192)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2013-03-31
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キーワード | 社会的ネットワーク |
研究概要 |
エチオピアのアルシーゾーンのティオ地区(英語名:Arsi Zone, Tiyo Woreda) において、平成21年度、および、平成22年度に、調査、および、社会実験を実施するよていであった。23年度内に、研究の事前準備を行い、研究対象地域を確定し、平成24年1月に、約15人の調査員の研修を実施し、本大学の大学院生一人(石川達也、いしかわ・たつや、工学系研究科、社会基盤学専攻、修士一年)と一緒に、エチオピアのアルシーゾーンのティオ地区、アセラ市(英語名:Asella City) 調査地域に行き、本アンケート調査を、特定された回答者に無事にアンケート調査を実施し、計画通り、求めていたオリジナルなデータを全て得ることができ、調査データデジタル化まで完成できた。これからの定量的モデル化の作戦について、米国、カナダの専門家と米国のアリゾナ州国立大学とカリフォルニア州のLA&UCバークレー, カナダのトロント及び東京大学にて、打ち合わせを行い、議論し、分析方法を決めた。仮説通り、情報伝播による行動変容は、情報に基づくイノベーションと行動に基づくイノベーションが存在するが、本社会実験では、これら双方のイノベーションが、当該地区において、実際どのように伝播するのか観察できた。ただし、調査地域の研究協力者の事情によって生じた遅れのため、データ整理、はまだ未完成であって、調査結果の解説は今後の課題である。情報に基づくイノベーションと行動に基づくイノベーションの効果的な伝播促進方法もこれから探究する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究の23年度の計画では、事前準備, 調査員の研修を実施, 本アンケート調査を実施, データ整理、定量的モデル形成、ワークショップを実施を行う予定であったが、調査地域の現地パートナーの都合により、事前準備が長くなり、調査員の研修が遅くなり、本調査にも延長が生じました。よって、データ分析や結果を報告するワークショップの年度内に実施が困難になった。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、途上国地域にてインタビュー調査を行い、および、データの統計的なパワーを増加するため、サンプルを増やし、更にアンケート調査を実施する。得たデータを定量的モデル化、研究協力者及び研究対象の利害関係者とワークショップを実施、結果の意義について議論をする。研究の実績は、研究代表者と指導をしている大学院生が国際学会で報告し、国際学実ジャーナルで発表する予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
次年度の研究費の使用計画は、以上に書かれているタスクを果たす為に使用するつもりである。つまり、調査地域への旅費、データ整理の為の謝金、分析の為の機会やソフトウェア、ワークショップの為の旅費と開催費。国際学会で成果発表する為の旅費、発表論文の修正費の為に使用する計画である。
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