研究課題/領域番号 |
23710161
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
MATOUS PETR 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 講師 (70508192)
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キーワード | 国際情報交換 イギリス |
研究概要 |
前年度は、エチオピアのアルシーゾーンのティオ地区、アセラ市(英語名:Asella City) 調査地域に行き、特定された回答者に無事にアンケート調査を実施し、計画通り、求めていたオリジナルなデータを全て得ることができ、調査データデジタル化まで完成できた。 しかし、データ整理とデータ分析(ストカスチック・アクターベース・ネットワークの解析)が未完成であった。引続き、データ整理とデータ分析を行いながら、カレル大学(チェコ共和国・プラハ)で経過報告を発表し、ヨセフ・シュレルカ博士(カレル大学)、デニサ・ケラ博士(シンガポール国立大学) 等と議論・情報交換をし、今後の方向性を決定した。チェコ国内では、新聞等により、経過報告を一般社会に公開した。 ネットワークの構造によって、情報と行動の伝播の普及パターンが異なることが明らかとなった。これにより、情報に基づくイノベーションと行動に基づくイノベーションの効果的な伝播促進方法も異なると予測される。 これには、より多くの情報が必要となり、特に、最新のストカスチック・アクターベース・ネットワークの適用法の専門家(マンチェスター大学:ヨハン・コスキネン博士 等)との議論が必要となった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究の24年度の計画では、再度エチオピアを訪れ、アンケート調査を実施し、調査結果を分析し、情報による普及方法と行動による普及方法政策を提案する予定であった。 昨年度、調査地域の現地パートナーの都合による事前準備が長くなり、調査員の研修・調査にも遅れが生じたことにより、データ分析開始にも遅れが生じた。 データ分析により新たに専門家との議論・情報交換が必要となったが、先方の日程により、年度内に打合せを実施することが困難になった。
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今後の研究の推進方策 |
今まで得たデータの解析結果を国際学会で発表したうえで、外国研究者を日本に招き、解析結果の意義について、議論し、国際学術ジャーナルの投稿する共同学術論文を執筆する。
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次年度の研究費の使用計画 |
学会参加のための旅費および学会参加費。 論文編集および論文投稿費用。 外国研究者との打合せ旅費に充てることとしたい。
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