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2013 年度 実績報告書

看護師業務の構造化と業務プロセス改善手法の基礎的検討

研究課題

研究課題/領域番号 23710168
研究機関大阪大学

研究代表者

清水 佐知子  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 招へい研究員 (50432498)

キーワード看護業務 / タイムスタディ
研究概要

平成25年度は看護業務の段取り分析及び業務中断の影響分析を行った.平成23年度は他計式タイムスタディに基づき患者移送業務,薬剤関連業務について看護業務の構造化を行った.統一モデリング言語により業務の静的,動的,機能的構造を可視化した.平成24年度は患者移送業務,注射薬業務,内服薬業務の業務工程と業務行為(業務を構成する要素)の関連・影響を可視化した.平成25年度は,インタビュー及びタイムスタディ調査のテキストデータから看護業務の作業段取りの導出を行った.また業務遂行への影響が大きい要因として挙げられる業務中断について,薬剤関連業務の中断が業務遂行へ与える影響を分析した.
中堅看護師を対象としたグループインタビューにて,看護業務における作業段取りの具体的内容を列挙した上でで作業段取りの鍵となる概念を抽出し,多重課題における作業段取りにおいて情報収集,予測,タイムマネジメントの重要性が示された.また,薬剤関連業務中でも業務中断は頻回に発生していること,中断が発生した場合当該薬剤業務の遂行時間の有意な延長が確認できることより,患者安全と中断との関連が示唆された.

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公開日: 2015-05-28  

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