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本研究では，利益率の低い企業を想定して，経営工学の主テーマである生産管理や原価管理，作業研究を文科系学生にも体験できる教育プログラムを構築する．特徴としては，理工系の実験のように，学生間でチーム制を組み，学生が持っている知識を申請者側が理解し，それを引き出す仕組みである．そして，ミニベルトコンベアーと模型自動車を使って手を動かしながら企業の実態を疑似体験させる．
本年度は3年計画の最終年度であった．平成24年度では，「知識」を如何に企業現場・現状と関連付け，そして「手を動かしながら」学ばす仕組みを構築することができ，仮ではあったが実際の授業で導入してみた．最終年度である平成25年度では，「知識の結合」の仕組み検討と教育プログラムのと本格実施，そしてプログラムの有効性の検証が目的であったが，授業での実施はすることができた．ただし，システム的な課題は未だ存在するので，今後精緻化を図っていきたい．
また，3年間の成果を，国際会議および英文論文誌に発表することができた．
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