研究課題
平成25年度に実施した研究の成果及び研究期間全体を通じて実施した研究成果については,交付申請書に記載した「研究実施計画」のとおり,以下の2点について研究を進めることができた.1: ベイジアンネット技術と生産システムの動的フィードバック管理方式の確立平成23年度及び平成24年度成果にて,ベイジアンネットワークモデルと既存の対話型生産システムを半同期化させ,どのレベルの操作者が作業しても,常に表示される次の操作に対するシナリオが作業者のレベルに適するように,その値を指示するフィードバック管理方式を構築できた.さらに平成25年度成果にて,シナリオパターンを分類分けし,リスケジューリング時における各サンプルの傾向別分析により,熟練者の操作スキル伝承の可能性を示した内容を論文誌に投稿し,掲載された.なおベイジアンネットワークモデルと対話型生産システムは,本研究における実験シナリオと各サンプルの性質上,多段階なシステムの構築となった.2: ジョブ・ショップ・スケジューリング方式及びライン生産方式への展開平成24年度成果にて,個別生産方式の日程計画を支えるもう1つのジョブ・ショップ・スケジューリング方式について,新たに実験用生産システムのプロトタイプを構築し,各種投入順序ルールについて実験を行い,その特性をまとめることができた.さらにライン生産方式における要素作業規模,サイクルタイム,追加要素作業数の3要素を評価軸として,ベイズ推定を利用したロバスト性の高い生産計画システムのプロトタイプも構築した.さらに平成25年度成果にて,要素作業数を100個とする大規模問題における追加実験を行い,要素作業規模,サイクルタイム,追加要素作業数の3要素を分析・評価した内容を論文誌に投稿し,掲載された.
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