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2013 年度 実績報告書

主観的認知ゲーム理論に基づく重要インフラの防護戦略と情報公開に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23710192
研究機関熊本大学

研究代表者

吉田 護  熊本大学, 自然科学研究科, 准教授 (60539550)

キーワードテロリスク / 重要インフラ / ゲーム理論 / 情報公開
研究概要

近年、政府は、重要インフラのリスク管理状況について国民に対して説明責任を果たすことが求められている。しかし、不適切なリスク管理に関する情報開示はテロリスクを増加させることにつながりかねない。また同様に、国民に不安感を与えることにつながりかねない。本研究では、テロリスクを想定した上での重要インフルの政府の情報開示戦略に関して、安全性を確保しつつ、国民の安心感を醸成するような総合的な情報開示政策を構築することを目的としている。
今年度は、本研究の最終年度として、国民の安心感の醸成という視点にたった、情報公開を含めたガバナンス方策について検討を行った.国民側の安心感を醸成するためには,国民が当該リスクに対して当事者意識をもち,政府に依拠しない国民同士の役割分担やリーダーシップなどの適切なガバナンス体制を構築することが必要であることが理論上示した。
なお, その成果を国際会議"The 4th Conference of the International Society for Integrated Disaster Risk Management"の中で発表を行い,実際にテロリスクの問題が顕著な国と,我が国のように比較的現実感の薄い国との対策や国民意識の相違点について議論を行い,その知見の共有を行った.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] Community Governance to Promote Implementation of Local Activities in Revitalization Process2013

    • 著者名/発表者名
      Mamoru Yoshida
    • 学会等名
      The 4th Conference of the International Society for Integrated Disaster Risk Management
    • 発表場所
      Northumbria University
    • 年月日
      20130904-20130906
  • [図書] 人間安全保障工学2013

    • 著者名/発表者名
      松岡譲,吉田護
    • 総ページ数
      284
    • 出版者
      京都大学学術出版会

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公開日: 2015-05-28  

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