研究課題
若手研究(B)
細胞表面抗原タンパク質を網羅的に同定するために、ショットガンプロテオーム解析に適した前処理方法を構築した。LC-MS/MSを用いたショットガンプロテオーム解析はタンパク質の網羅的解析に有用であるが、膜タンパク質である細胞表面抗原タンパク質は疎水性が高く、存在量が少ないため網羅的解析が困難なタンパク質群である。これらのタンパク質の同定効率を改善するために、本研究では膜タンパク質同定に適した消化酵素の組み合わせ予測やショットガンプロテオーム解析に適した細胞分画法、迅速消化カラム、高感度分析カラムの開発を実施した。これらの前処理法を用いることで、わずか0.5μgのタンパク質試料から209種類の膜貫通タンパク質が同定され、効果的に細胞表面抗原を同定できると期待された。
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