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2012 年度 実績報告書

ショウジョウバエpiRNA生合成経路におけるTudorの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 23710219
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

西田 知訓  慶應義塾大学, 医学部, 特任助教 (10598436)

キーワードpiRNA生合成 / PIWIタンパク質 / TUDORドメインタンパク質 / 生殖細胞
研究概要

生殖細胞特異的に発現するpiRNAは、PIWIタンパク質と結合しトランスポゾンを発現を抑制すること生殖細胞を正常に保つことが知られている。piRNAを生成する経路は、2種類(第一経路と第二経路)存在する。しかし、piRNA生成経路はよく判っていないのが現状である。
piRNA生成経路で機能するショウジョウバエTudor(Tud)タンパク質はTUDORドメインを持つ因子である。TudのホモログであるカイコTudタンパク質は、カイコSpindle-E(BmSpn-E)タンパク質と相互作用する。このBmSpn-EもTUDORドメインを持つ因子である。BmSpn-Eの解析を進めることは、Tudタンパク質がpiRNA生合成経路でどの様に働いているかを解明するための手助けになると考えられる。BmSpn-EのRNAiで消失させた細胞では、piRNAが減少し、カイコPIWタンパク質であるSIWIへpiRNAがloadされなくなることが判った。さらに、BmSpn-E複合体には、piRNAと結合していない空のSiwiが含まれていることが判明した。これは、piRNAがloadされる前のSiwiがSpn-Eと結合していることが考えられる。つまり、BmSpn-EはSiwiへpiRNAをloadするために必要な因子であることが示唆された。現在、BmSpn-Eのどのような機能がSiwiへのpiRNAのloadに必要であるのかを明らかにするため解析を進めている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] カイコ生殖細胞由来BmN4を用いたpiRNA生合成経路におけるBmSpn-Eの機能解析2012

    • 著者名/発表者名
      西田知訓
    • 学会等名
      分子生物学学会
    • 発表場所
      マリンメッセ福岡
    • 年月日
      20121211-20121214
  • [備考] Siomi Lab Keio University School of Medicine

    • URL

      http://www.siomilab.med.keio.ac.jp/

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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