研究課題
若手研究(B)
我々は、これまで、潰瘍性大腸炎という難病の原因遺伝子(FCGRをはじめSLC26A3,JAK2遺伝子)を同定してきましたが、本研究は潰瘍性大腸炎のさらなる病態究明と臨床経過にどのように影響しているかを調べたものです。疾患関連遺伝子多型の解析では、FCGR遺伝子領域にはコピー数多型(CNV)が存在しFCGR3A遺伝子上のSNPのアレルのコピー数が潰瘍性大腸炎と関連がありました。次に、これらの遺伝子多型の臨床経過に及ぼす影響を検討し、FCGR2A遺伝子上の多型と13q領域の多型が寛解維持に影響することが判明し、潰瘍性大腸炎の発症とともに病気の経過にも遺伝子の影響があることが明らかになっています。
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Inflammatory Bowel Diseases
巻: Sep;19(10) ページ: 2061-2068