生殖細胞発生に関わる因子および様々な細胞内シグナル伝達因子をショウジョウバエ、カイコでの遺伝子発現情報や遺伝子間相互作用情報、進化的な保存性も加味して選抜し、カイコ培養細胞BmN4を用いてシグナル伝達ネットワークモデルを構築した。得られたモデルはショウジョウバエで生殖細胞発生に関わる遺伝子がハブとなるネットワークトポロジーを示した。また、機能未知の不妊の原因遺伝子の生殖細胞での役割、これまで体細胞でしか機能が知られていなかった遺伝子の生殖細胞におけるシグナル伝達制御機能をこのモデルから推定することができた。
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