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研究実施計画に基づいて、クロロスルフォリピッドを合成するための2つのフラグメントの合成、およびそれらをカップリングするための反応条件についても併せて検討した。各種検討の結果、2つのフラグメントのうちの1つの効率的な合成法をほぼ確立するとともに、もう片方のフラグメントを効率的に合成するための新規合成方法論(アルデヒド、トリメチルシリルメチルホスホネート、酸フッ化物を用いた3成分カップリング)を確立することに成功した。この合成方法論は、様々な官能基を有する化合物に対して適用でき、各種有機化合物を合成するために有用な方法であり、この方法を用いた天然有機化合物合成へと応用することも可能である。本合成方法論は、OrganicLetters誌にて報告した。クロロスルフォリピッド本体の合成については、合成したフラグメントをカップリングするため、モデル化合物による検討をすすめている。
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