核小体低分子RNAを基盤とした遺伝子発現制御方法の開発

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23710263
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 生物分子科学
• 研究機関: 福岡大学
• 研究代表者: 福田 将虎 福岡大学, 理学部, 助教 (90526691)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• キーワード: 生体分子の化学修飾

研究概要

標的メッセンジャーRNA(mRNA)の各ヌクレオチドを化学修飾する核小体低分子RNA(snoRNA)ライブラリーと細胞スクリーニングを用いて、「生体内で標的タンパク質発現を抑制する人工snoRNA」を構築する方法論の開発を行った。結果、本方法論により得られたsnoRNAは、標的タンパク質発現をわずかに抑制した。また、開始コドンを標的とするsnoRNAがタンパク質発現抑制効果も持つという興味深い結果を得た。

研究成果

• [雑誌論文] A strategy for developing a hammerhead ribozyme for selective RNA cleavage depending on substitutional RNA editing (2012)
  • 著者名/発表者名: Fukuda, M., Kurihara, K., Tanaka, Y., Deshimaru,M.
  • 雑誌名: RNA 巻: 18 ページ: 1735-1744
  • 査読あり
• [雑誌論文] Construction of dopamine sensors by using fluorescent ribonucleopeptide complexes (2011)
  • 著者名/発表者名: Liew, F.F., Hasegawa, T., Fukuda, M., Nakata, E., Morii, T.
  • 雑誌名: Bioorganic and Medicinal Chemistry 巻: 19 ページ: 4473-4481
  • 査読あり
• [学会発表] 標的遺伝子発現を抑制する核小体低分子RNAの構築 (2012)
  • 著者名/発表者名: 川本崇仁、弟子丸正伸、福田将虎
  • 学会等名: 第35回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 福岡国際会議場・マリンメッセ福岡
  • 年月日: 20121211-14
• [学会発表] 標的遺伝子の発現を抑制する核小体低分子RNAの構築 (2012)
  • 著者名/発表者名: 川本崇仁、弟子丸正伸、福田将虎
  • 学会等名: 第14回RNA学会
  • 発表場所: 東北大学百周年記念会館
  • 年月日: 20120718-20
• [学会発表] RNA編集を特異的に識別するリボザイムの構築 (2011)
  • 著者名/発表者名: 栗原圭、弟子丸正伸、福田将虎
  • 学会等名: 第34回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2011-12-13
• [学会発表] セロトニン2C型受容体mRNAの編集におけるADAR1とADAR2の共働的な作用 (2011)
  • 著者名/発表者名: 田中泰圭、加藤卓、福田将虎、弟子丸正伸
  • 学会等名: 第34回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2011-12-13
• [学会発表] マウス脳内における2'-O-メチル化がRNA編集に及ぼす影響の解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山口彰太、福田将虎、弟子丸正伸
  • 学会等名: 第34回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2011-12-13
• [学会発表] ハンマーヘッド型リボザイムを基盤としたRNA修飾を識別するリボザイムの構築 (2011)
  • 著者名/発表者名: 栗原圭、弟子丸正伸、福田将虎
  • 学会等名: 第84回日本生化学会大会
  • 発表場所: 京都国際会議場
  • 年月日: 2011-09-24
• [学会発表] Construction ofribozymes recognizing specific RNA modifications in HTR2C mRNA (2011)
  • 著者名/発表者名: Masatora Fukuda, Kei Kurihara,Masanobu Deshimaru
  • 学会等名: The 16th Annual Meeting of the RNA Society, The RNA Society of Japan 13th Annual Meeting
  • 発表場所: Kyoto, Japan
  • 年月日: 2011-06-16
• [学会発表] Editing pattern of serotonin 2C receptor mRNA depends on the expression level of ADARs (2011)
  • 著者名/発表者名: Yasuyoshi Tanaka, Suguru Kato, Masatora Fukuda, Masanobu Deshimaru
  • 学会等名: The 16th Annual Meeting of the RNA Society, The RNA Society of Japan 13th Annual Meeting
  • 発表場所: Kyoto, Japan
  • 年月日: 2011-06-16
• [学会発表] RNA配列上の修飾を識別するリボザイムの構築 (2011)
  • 著者名/発表者名: 栗原圭、山本諭司、福田将虎、弟子丸正伸
  • 学会等名: 平成23年度日本生化学会九州支部例会
  • 発表場所: 久留米大学
  • 年月日: 2011-05-21
• [学会発表] ADAR1の発現量に依存したセロトニン2C型受容体mRNAの編集パターンの変動 (2011)
  • 著者名/発表者名: 田中泰圭、加藤卓、福田将虎、弟子丸正伸
  • 学会等名: 平成23年度日本生化学会九州支部例会
  • 発表場所: 久留米大学
  • 年月日: 2011-05-21
• [学会発表] ADAR2の発現量に依存したセロトニン2C型受容体mRNAの編集パターンの変動 (2011)
  • 著者名/発表者名: 加藤卓、田中泰圭、福田将虎、弟子丸正伸
  • 学会等名: 平成23年度日本生化学会九州支部例会
  • 発表場所: 久留米大学
  • 年月日: 2011-05-21