研究課題
若手研究(B)
本研究はシングルマザーにとっての所得貧困の回避とリスク対応が可能となる生存基盤のあり方を探究した。シングルマザーは常に「貧困」なグループとして貧困削減の対象となってきた。日本の母子世帯の所得は他の世帯の40%程度にすぎない一方,東南アジアの国々では所得貧困に陥る傾向は見られない。経済成長を遂げた日本と変動の中にある東南アジアのシングルマザーを支える生存基盤のあり方を探究するために,本研究ではカンボジア農村のシングルマザーと日本と東南アジアの中間に位置し,社会文化的にも東南アジアに近い特色を持つ沖縄のシングルマザーを事例として取り上げた。それらの研究から広義の「貧困」概念の理解に貢献している。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 2件)
Kyoto Review of Southeast Asia
http://kyotoreview.org/book-review/why-did-people-kill-people
持続型生存基盤論ハンドブック
ページ: 176-177
ページ: 178-179
ページ: 180
続型生存基盤論ハンドブック
ページ: 188-189
人間圏の再構築-熱帯社会の潜在力
ページ: 53-83
The Family in Flux in Southeast Asia : Institution, Ideology, Practice
ページ: 339-364