研究課題
若手研究(B)
チベット高原の環境保全と自然資源管理において不可欠な「被開発地域の人々の参与」を問題関心として、従来現地アクターとしては看過されてきたチベット仏教僧院組織とその関連団体が果たしうる役割を総合的に検討した。チベット高原の環境管理に外から関わる公的機関が近代的環境知を土台としているのに対して、牧畜地域の民間の環境団体は、「仏教を通した環境認識」という自らの価値判断をもっており、それによって外部組織との様々な交渉に接続していることが明らかとなった。このことは、共産党と宗教勢力が相容れない関係にあると見る従来の研究に対し、双方が協働しうる事例を環境・資源問題から提起したものとしてひとつの画期を成す。
すべて 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (4件) 図書 (3件) 備考 (1件)
アジア社会文化研究
巻: 第15号 ページ: 65-93
Current Issues and Progress in Tibetan Studies : Proceedings of the Third International Seminar of Young Tibetologists (Tsuguhito Takeuchi, et al (eds.))
巻: vol.51 ページ: 27-51
宗教研究
巻: 第379号(87巻4輯) ページ: 475-476
宗教と社会
巻: 第19号(学会20周年記念号) ページ: 4-5
格萨尔文化研究
巻: Vol.1 ページ: 26-30
巻: 第375号(86巻4輯) ページ: 432-434
HiPeC Discussion Paper Series
巻: Vol.21 ページ: 24
HiPeC News Letter
巻: Vol.6 ページ: 1
巻: 第371号(85巻4輯) ページ: 342-343
巻: Vol.14 ページ: 40