研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、性や生殖のコントロールに焦点をあてることで、アメリカ占領下の日本における「女性解放」政策の歴史的意義を再評価することであった。その際、占領期を日米の家族観やジェンダー観がせめぎ合う場としてとらえ、優生運動や社会政策の結びつきを考察した。その結果、占領下日本で拡大・強化された優生思想は、「不適者」を排した家族を形成することを求めたアメリカの優生学運動の影響があったことを明らかにした。
ジェンダー