本研究ではベルクソン哲学と当時の心理学と生物学との関係を明らかにし、生物学は①個体発生(ドリーシュ)と② 系統発生(ヴァイスマン)について、心理学は③精神物理学(フェヒナー、リーマン)と④ 記憶の科学に焦点を絞った。研究成果は以下の通りである。 ①:「ベルクソンとドリーシュの目的性概念」を『フランス哲学・思想研究』2015年に掲載。②:未発表。③:2014年に国際学会発表、その一部邦訳「リーマンと心理学、そして哲学」を『現代思想』2016年3月臨時増刊号に発表。④:2015年に国際シンポジウムでBergson and the Rise of the Sciences of Memoryを発表
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