研究課題
若手研究(B)
本研究は、20世紀ドイツ・フランスの思想家たち、とりわけマルティン・ハイデガー、モーリス・ブランショ、エマニュエル・レヴィナスがいかにして翻訳の実践を通じて《翻訳の思想》を展開したかを検討するとともに、これらの思想家による翻訳実践がいかなる言語哲学に立脚していたかを調査した。本研究はまた、20世紀の思弁的翻訳論が一方で近代文献学の展開と、他方で歴史哲学の諸潮流から不可分のものであることを明らかにした。
哲学・倫理学・西洋思想史