研究課題
若手研究(B)
本研究は、18世紀末のイングランドで「保守派」の立場から政治論を発表した女性思想家の存在を掘り起こし、その政治言説の分析を通じて、イングランドにおける「保守的啓蒙」の広がりとその内部の緊張を明らかにした。具体的には、フランス革命の勃発を契機として、1790年から1805年ごろにかけて、急進派にたいする批判を展開した女性著述家たちの思想を分析対象とし、彼女たちの政治的著作の特徴を検討した。
思想史