研究課題
若手研究(B)
本研究は、中国で生まれた宗教「道教」における礼拝対象の偶像=道教像について、美術史研究の視点で関連作品の調査と考察を試みたものである。 具体的には、道教像の萌芽期にあたる中国南北朝時代(5-6 世紀)における、その出現の過程と各地域における造像の展開について考察した。その上で、主尊像の特徴的な持物である座具の一種「凭几」や払子である「麈尾」を手がかりに、道教像に明確な地方性が存在していたことを多くの作品を比較検討する中で明らかにした。
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