研究課題
若手研究(B)
近世後期から幕末にかけての日本では、交通網の整備に伴って全国的な人的ネットワークが形成され、また詠歌や学芸活動が出版というものと深く結びついた。本研究ではそのような時代を象徴する人物として、国学者本居宣長の京都における門人グループの中心人物であり、かつ書肆の経営者として多くの書籍の出版に携わった城戸千楯(1778-1845)に着目し、彼の学芸と出版活動を、人的ネットワークの観点から明らかにした。
日本近世文学