研究課題
若手研究(B)
近世江戸において活動した出版書肆の活動調査を行い、上方書肆との関係について考察した。その中で、特に貞享・元禄期には上方出来の浮世草子を独占的に取扱った万屋清兵衛を中心に調査を行った結果、元禄末年頃に売れ筋の作品確保のため、積極的に上方出版界に働きかけていたことを確認した。また、近世小説に登場する「伊勢参宮」の描かれ方が変容することに着目し、人々の興味や嗜好のありように、出版活動が敏感に反応していたことを指摘した。
すべて 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)
皇學館大学創立百三十周年再興五十周年記念 神宮と日本文化
ページ: 419-441