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2012 年度 実施状況報告書

近世初期における日本漢詩文の書写・集成事業に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23720129
研究機関明石工業高等専門学校

研究代表者

仁木 夏実  明石工業高等専門学校, その他部局等, 講師 (40367925)

キーワード彰考館 / 詩集 / 詩纂
研究概要

慶長(1596~1615)から元禄(1688~1704)にかけての近世初期は、水戸徳川家、加賀前田家をはじめとする大名家や霊元天皇周辺を中心とする禁裏、そして林家ら儒者など様々な人々によって日本漢詩文の書写や集成、そしてそれらの成果を支えるための校訂作業などの研究が同時多発的に行われた時代であった。しかし、それらについてはそれぞれのテキストが中古・中世漢詩文研究の基礎資料として利用されるにとどまり、その事業の全容の把握や評価について十分な考察が行われてきたとは言い難い状況にある。本研究は、いまだ十分に明らかとは言えないその全容の解明と文学史における位置づけ、そして、主な研究対象となった中古・中世漢詩文への新たな視角の獲得を目指すものである。申請した研究実施計画では彰考館レファランスルームや内閣文庫(国立公文書館)など資料を所蔵する諸機関におもむき、現地での調査を予定していたが、今年度はこれを行わず、彰考館レファランスルーム所蔵「詩集」「詩簒」、内閣文庫蔵「十番詩合」など主にこれまでに収集した資料の分析を行った。
なお、産前産後休暇及び育児休業のため、平成24年7月30日より事業を一時中断している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究実施計画では彰考館レファランスルーム、内閣文庫といった資料を所蔵する機関での調査を予定していたが、今年度はこれを行わず、主にこれまでに収集した「詩集」「詩纂」「十番詩合」といった資料の分析にとどまった。また、平成24年7月30日より産前産後休暇及び育児休業を取得し事業を中断したため、事業の達成度は予定よりやや遅れることとなった。

今後の研究の推進方策

研究の再開は平成26年4月1日を予定している。
推進方策については大きな変更は行わず、平成26年度は主に徳川ミュージアム所蔵「詩集」内閣文庫所蔵林家所蔵資料の調査・研究を行い、そこから得られた知見を随時発表してゆく。

次年度の研究費の使用計画

該当なし

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公開日: 2014-07-24  

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