研究課題
若手研究(B)
本研究課題は、近世初期における大名家・禁裏および儒者らによる、中古・中世の日本漢詩文の書写や集成、そしてそれらの成果を支えた校訂事業などの研究に着目したものである。その全容の解明とその対象となった中古・中世漢詩文への新たな視角の獲得を目指し、その成果として、鎌倉時代の儒者藤原俊国の事績を整理したほか、彰考館旧蔵「詩集」所収資料と内閣文庫蔵「十番詩合」について文学史上における位置づけの検討、学界への紹介を行った。
和漢比較文学