本研究は、日本ではほぼ行われることのなかった20世紀のウェールズ英語文学の基礎研究である。本研究では、20世紀ウェールズ作家の作品の基本的な検討に始まって、とりわけレイモンド・ウィリアムズやエミール・ハンフリーズといった作家については、イングランドのヴァージニア・ウルフ、日本の夏目漱石や村上春樹といった作家との比較を論文および学会発表という形で成果発表した。この他にルイス・ジョーンズ、カラドック・エヴァンス、マージアッド・エヴァンズ、B. L. クームズ、リース・デイヴィスといった作家についても基礎研究を行った。
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