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2014 年度 研究成果報告書

マラルメと象徴主義を中心とする無意識の詩学の生成とその展開

研究課題

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研究課題/領域番号 23720181
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 ヨーロッパ文学(英文学を除く)
研究機関神奈川大学

研究代表者

熊谷 謙介  神奈川大学, 外国語学部, 准教授 (20583438)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2015-03-31
キーワード世紀末 / 他者 / 哲学 / 国際情報交換・フランス、ベルギー / 国際情報交流:フランス、ベルギー / 社会思想 / 精神分析 / 美学
研究成果の概要

無意識という観点から、マラルメと広義の象徴主義に属する作家の作品群について分析した。他者と共有された魂としての無意識は、「家族」や「儀礼」、「生=性」、「自然」と関連する概念であることが明らかになった。研究の結果得られたのは、マラルメによって「自己」と名指された無意識の概念の、通時的側面である。魂の交流は結婚の比喩で語られるが、『アナトールの墓』の読解によって、これが必ずしも男性と女性の結婚に限らないことが分かった。それは、子孫との相続、遺伝関係も含意しているのであり、世代を超えて伝えられていく遺伝形質こそ、マラルメの文学の核であり、後世の人々との関係性を示す概念となることを示すことができた。

自由記述の分野

フランス文学・表象文化論

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公開日: 2016-06-03  

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