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2011 年度 実施状況報告書

外国語理解処理における反応時間の習熟過程とその神経基盤

研究課題

研究課題/領域番号 23720192
研究機関東北大学

研究代表者

横山 悟  東北大学, 加齢医学研究所, 助教 (20451627)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード英語学習 / 文理解 / 心理実験 / 習熟度 / 理解速度
研究概要

外国語の運用パフォーマンスは、習熟に伴って直線的に良くなるわけではないことが分かっているが、どのような変化を辿るのかは明らかになっていない。本研究では、外国語の単語認知・文理解のパフォーマンスとしての正答率と反応時間が、年齢に応じてどのような変化の傾向が見られるかについて、心理実験及び脳機能画像法であるfMRIによる実験を用いて明らかにする。最終的にこれらのデータを用いて、学習者の外国語パフォーマンスに関する統計学的モデルを構築することを目的としている。 本年度の計画としては、日本人英語学習者の習熟度別心理実験による、文理解処理過程における読み時間測定の準備、及び実施の予定であった。本実験では、日本人英語学習者が英語の文を読む際の処理時間タイムコースを、self-paced reading taskという課題を用いて計測し、習熟度の違いにより、英語の文を読む際にどの時点で読み時間の遅延が見られるかを明らかにする。この結果により、どの程度の習熟度の英語学習者が、どのような処理に時間がかかるか、困難が生じているのかを観察ことで、日本人英語学習者の英語文理解の発達的変化を解明できる。 実際には、実験の準備は順調に進めることができたが、心理実験の実施については、震災の影響もあり、被験者確保が困難だったため、時期的に予定よりも遅れている状況である。それでも、すでに実験自体は年度末の時点で開始しており、データも収集中の状態にある。次年度の早い段階で、心理実験の結果をまとめ、次年度中には学会発表、及び論文の投稿まで進めることが可能である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初の予定と比べ、震災の影響もあり、現状ではやや遅れ気味なペースで進んでいる。ただし、予定していた実験がすでに開始されており、データも収集されつつある。大きな問題にはならないと思われる。

今後の研究の推進方策

現状では予定されている実験が開始されているため、大きな問題は生じていないと考えている。ほぼ予定通りに遂行可能であると思われる。

次年度の研究費の使用計画

前年度に予定していた実験を終え切れていないため、その分の被験者謝金が次年度に繰り越しになっている。それ以外は予定通りに進める予定である。

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公開日: 2013-07-10  

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