1.「渡来語」(16世紀以降に西欧から輸入された外来語。キリスト教用語と一般の外来語を含む)の全国分布を明らかにするために、全国971のカトリック教会に向けて調査票を郵送し、回答・返送をお願いした。調査結果は電子化のうえ、公開される予定である。 2.「渡来語」の受容史を叙述するための手法の1つとして、「歴史社会地理言語学」を提唱した。この方法でoratioオラショ、Jesusイエズス、paraisoパライゾなど複数の語について事例研究を行なった。 3.南米ボリビア多民族国のサンフアン日本人移住地を訪問調査し、「渡来語」を含む移住者の信仰生活(言語)史を記述した。
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