研究課題
若手研究(B)
本研究では,構文的意味と語彙的意味の相互作用をテーマに,主に英語受益者受動構文の発達に着目し,研究を進めた。この受動態構文の発達を説明するには,語彙的意味および構文的意味のいずれかだけに着目する形をとるのは不十分である。まず,受益者受動という現象が二重目的語構文の構文的特徴だけに帰されるわけではなく,受動態の発達そのものとの関係を見る必要がある。次に,一口に語彙的意味と言っても,構文の機能拡張を引き起こすきっかけは「構文とそこに現れる語彙(この場合は動詞)のミスマッチ」にあるのではないかと考えた。本研究では加えて英語法助動詞canの「発話行為用法」の発達についても考察を行った。
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Studies in Modern English : The Thirtieth Anniversary Publication of the Modern English Association (Eiho-sha)
巻: (2014年刊行予定・最終校正済) ページ: 343-354
English Linguistics
巻: 29 ページ: 516-527