研究課題
若手研究(B)
本研究では、徳川将軍側近と幕府官僚組織の関係からみた、江戸時代の政治権力・構造を分析した。2014年が将軍側近である柳沢吉保の没後300年ということもあり、吉保についての新しい研究成果を、著書、講演などで社会的に発表する機会に多く恵まれた。また、江戸時代後期の将軍側近については、側用人の後、その職務を継続しつつ老中に就任したことから大きな政治権力を握っていたとされる田沼意次、水野忠友を中心に、その権力の実態を明らかにした。
日本近世政治史