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2013 年度 研究成果報告書

近代日本の沖縄と台湾における「旧慣」調査の比較研究―田代安定関係資料に基づいて

研究課題

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研究課題/領域番号 23720323
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 日本史
研究機関琉球大学

研究代表者

大浜 郁子  琉球大学, 法文学部, 准教授 (60459964)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワード田代安定 / 田代安定関係資料(=「田代文庫」) / 「旧慣」調査 / 沖縄関係資料 / 近代沖縄 / 近代台湾 / 近代日本 / 翻刻
研究概要

本研究は,近代日本の沖縄と台湾における「旧慣」調査の実態を田代安定の一次史料に基づいて実証的に明らかにするとともに,「旧慣」調査が,日本の(「内国(国内)」・外地を含む)植民地統治政策の形成にも結びついていることを明らかにした。主な成果は,(1)「田代文庫」所収「沖縄関係資料」の完全版目録を完成させ,総数を確定したこと,(2)国内外に現存する関係資料を渉猟して新史料を発掘し,総合目録の作成に備えたこと,(3)田代の沖縄と台湾における「旧慣」調査の比較に関する論文を国内外で公刊したことである。本研究は,「旧慣」調査を軸に,沖縄,台湾,朝鮮,満洲などを横断する研究の基盤形成としての意義がある。

  • 研究成果

    (16件)

すべて 2014 2013 2012 2011

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (8件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 田代安定はなぜ沖縄から台湾へ異動したのか―田代による「旧慣」調査の前提として―2013

    • 著者名/発表者名
      大浜郁子
    • 雑誌名

      第七屆臺灣總督府档案學術研討會論文集(国史館台湾文献館(台湾))

      ページ: 449-462

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 田代安定にみる恒春と八重山―「牡丹社事件」と熱帯植物殖育場設置の関連を中心に―2013

    • 著者名/発表者名
      大浜郁子
    • 雑誌名

      民族學界(国立政治大学民族学系)

      巻: 31期 ページ: 219-246

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 琉球漂流民殺害事件2013

    • 著者名/発表者名
      大浜郁子
    • 雑誌名

      歴史と地理日本史の研究(山川出版社)

      巻: 662号 ページ: 24-30

  • [雑誌論文] 「台湾出兵」をめぐる日本の情報戦略2012

    • 著者名/発表者名
      大浜郁子
    • 雑誌名

      第一屆東亞語文社會國際學術研討會論文集(国立高雄大学(台湾))

      ページ: 130-142

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「牡丹社事件」の発生原因についての一考察―パイワン族と客家系漢族との交渉を中心に―2011

    • 著者名/発表者名
      大浜郁子
    • 雑誌名

      第四屆台日原住民族研究論壇論文集(国立政治大学民族学研究中心(台湾))

      ページ: 77-86

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 日本植民地統治期台湾における「牡丹社事件」認識について―「台湾総督府公文類纂」を中心に―2011

    • 著者名/発表者名
      大浜郁子
    • 雑誌名

      第六屆臺灣總督府档案學術研討會論文集(国史館台湾文献館(台湾))

      ページ: 535-554

    • 査読あり
  • [学会発表] 近代日本による沖縄と台湾における「旧慣」調査の比較―田代安定の調査に基づいて―2013

    • 著者名/発表者名
      大浜郁子
    • 学会等名
      第238回沖縄・八重山文化研究会
    • 発表場所
      沖縄県立芸術大学
    • 年月日
      2013-12-15
  • [学会発表] 近代日本による沖縄と台湾への「旧慣」調査の比較―田代安定の調査を中心に―2013

    • 著者名/発表者名
      大浜郁子
    • 学会等名
      ポーランド日本学会(PAJS)・ヤギェウォ大学・日本美術技術センター主催 The Polish Association for Japanese Studies 2013 conference
    • 発表場所
      日本美術・技術センター Manggha (Cracow Poland)
    • 年月日
      2013-11-16
  • [学会発表] 近代日本による植民地政策の形成と「旧慣」調査―田代安定「八重山群島殖民ノ目途」を中心として2013

    • 著者名/発表者名
      大浜郁子
    • 学会等名
      日本植民地研究会第21回全国研究大会
    • 発表場所
      立教大学
    • 年月日
      2013-07-07
  • [学会発表] 田代安定の経歴にみる沖縄と台湾の「旧慣」調査―、 [台風による延期のため代読]2012

    • 著者名/発表者名
      大浜郁子
    • 学会等名
      第7回台湾総督府档案学術研討会
    • 発表場所
      国史館台湾文献館(台湾)
    • 年月日
      2012-08-29
  • [学会発表] 田代安定にみる恒春と八重山―「田代文庫」資料に基づく熱帯植物研究と「蕃地」開発の考察―、 [台風による延期のため代読]2012

    • 著者名/発表者名
      大浜郁子
    • 学会等名
      第5回台日原住民族研究フォーラム
    • 発表場所
      国立政治大学(台湾)
    • 年月日
      2012-08-27
  • [学会発表] 「牡丹社事件」にみる人種表象2011

    • 著者名/発表者名
      大浜郁子
    • 学会等名
      京都大学人文科学研究所共同研究「人種表象の日本型グローバル研究」 2011年度12月例会
    • 発表場所
      京都大学
    • 年月日
      2011-12-04
  • [学会発表] 「牡丹社事件」の発生原因についての一考察―パイワン族と客家系漢族との交渉を中心に―2011

    • 著者名/発表者名
      大浜郁子
    • 学会等名
      第4回台日原住民族研究フォーラム
    • 発表場所
      国立政治大学(台湾)
    • 年月日
      2011-09-06
  • [学会発表] 「台湾出兵」に関する日本の情報戦略2011

    • 著者名/発表者名
      大浜郁子
    • 学会等名
      第1回東亜語文社会国際学術研討会
    • 発表場所
      国立高雄大学(台湾)
    • 年月日
      2011-05-25
  • [図書] 帝国日本と植民地大学2014

    • 著者名/発表者名
      酒井哲哉、松田利彦、石川健治、大浜郁子他 11名
    • 総ページ数
      537-563
    • 出版者
      ゆまに書房
  • [図書] 地域社会からみる帝国日本と植民地2013

    • 著者名/発表者名
      松田利彦、水野直樹、大浜郁子他 19名
    • 総ページ数
      555-576
    • 出版者
      思文閣出版

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公開日: 2015-06-25  

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