研究概要 |
まず、研究発信と現地研究者との協力関係構築のため、次のような国際学会での発表を行った。(1)「碑刻上的系譜―"先瑩碑"与北方宗族研究」, 国際ワークショップ「近世華北における社会的紐帯としての宗族と宗教」, 東京: 早稲田大学早稲田キャンパス Faculty Lounge Meeting Room (7号館1階)(日本, 中国語), 2011年12月20日.(2)「金元時期北方的修譜與碑刻」, "傳承與變革――10-14世紀中國的多邊政治與多元文化"國際學術會議, 上海: 復旦大學光華東輔樓103會議廳(中華人民共和国, 中国語), 2011年8月27日.(3)「金元時期山西的修譜與碑刻」, 第二届山西区域社会史学討論会, 永済: 黄河京師大酒店103会議室(中華人民共和国, 中国語), 2011年8月9日.(4)「金元時期山西汾河下游地區"地方士人"的延續與變化」, 「東亞的書院與科舉」國際學術會議(第七屆科舉制與科舉學國際學術研討會), 新竹: 國立清華大学人社院A202會議室(中華民国,中国語), 2011年5月28日. (5)「《運使復斎郭公言行録》的編纂与其背景―蒙元時期吏員出身官僚的自我認同和晋升戦略-」, "中古中国的統治方式"青年学術研討会, 北京: 清華大学甲所第二会議室(中華人民共和国,中国語), 2011年5月22日. これらの結果、次年度の現地調査につながる人脈を確保できた。 さらに、2011年8月に山西省北部、2012年3月に山西省東南部で碑刻現地調査を行い、今後の研究に新たな展開をもたらす資料の収集と分析を行うことができた。とくに、山西省大同市渾源県の孫公亮墓と、山西省晋城市陽城県屯城村の鄭鼎墓については、現地の地方政府の協力も得て、かなり綿密な調査を行うことができた。
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