研究課題
若手研究(B)
本研究は、近世期(1609~1879年)の琉球が、中国・日本へ二重に臣従しながらも、王国としての自意識を強化したことに着目し、この時期の琉球王国の自意識の在り方と中国・日本との国際関係との相関性を検討しようと試みるものである。この目的に沿って、王府および家臣団による王国の自意識に関する記録を分析し、この自意識に<中国・日本への臣従>の動向がどのような影響を及ぼしたのかを考察した。
琉球を中心とした近世東アジア国際関係史