研究課題
若手研究(B)
本研究は、ハンガリーの初期ジャコバン主義における 「王のいる共和政」 論の存在を指摘し、その特徴-近世ハプスブルク朝ヨーゼフ主義の啓蒙絶対主義と世襲君主政を媒介とする、イギリスの制限君主制およびフランス・ジャコバン主義の共和思想の融合過程-を解明した。初期ジャコバン主義は、ハプスブルク朝による封建制の緩和ないしは撤廃をめざす啓蒙改革を補強するために「世襲王政の共和国」論を構築する一方で、「選挙王政の共和国」を実現していた中世ハンガリー王国のいわゆる共和主義的伝統をも尊重していた。
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東欧史研究
巻: 35 ページ: 100-105
西洋史論叢
巻: 34 ページ: 19-29
Eruditio-Educatio
巻: Vol. 3 ページ: 106-121
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