研究課題
若手研究(B)
先史時代の石器の機能を精度の高い使用痕分析法によって明らかにした。具体的には、日本の後期旧石器時代から縄文時代晩期にかけての16遺跡をはじめ、海外の遺跡9箇所(モンゴル2、ロシア3、エクアドル4)を対象に分析した。使用痕分析法の精度向上の点では101回の実験研究を追加した。また、使用痕形成メカニズムを工学的な摩擦・摩耗の原理に基づいて合理的に理解した。理論と実践の両面で石器使用痕分析法に関して新たな知見を得た。
考古学