現代演劇の消費空間と大都市集積に関する研究

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23720413
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 人文地理学
• 研究機関: 九州国際大学
• 研究代表者: 山本 健太 九州国際大学, 経済学部, 准教授 (40598190)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• キーワード: 都市地理学 / 文化産業 / 集積 / 演劇 / 観劇者 / 消費者行動 / 文化施設

研究概要

本研究は,現代演劇,とりわけ小劇場演劇に着目して,その流通,消費の空間分布から当該文化産業の大都市集積の構造と大都市の文化創造機能について明らかにしたものである.小劇場演劇が東京において発展し,また多くの劇団が東京で活動している要因の一つとして,観劇者による公演前後の文化施設のハシゴ行動が明らかになった.下北沢地域が,近接地域を含む文化活動の集積や相互作用によって,サブカルチャーを中心とした都市型文化産業の核心地域となっていた.

研究成果

• [雑誌論文] 東京における小劇場演劇の空間構造 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山本健太、久木元美琴
  • 雑誌名: 都市地理学 巻: 8巻
  • 査読あり
• [雑誌論文] Changes to the Consumption Space of Small Theater Performances in Tokyo (2012)
  • 著者名/発表者名: Kenta Yamamoto
  • 雑誌名: Science Reports of Tohoku University 7th Series(Geography) 巻: 58巻 ページ: 27-38
  • 査読あり
• [学会発表] The Characteristics of the Consumption Space of Small Theater Performances in Tokyo (2012)
  • 著者名/発表者名: Kenta YAMAMOTO
  • 学会等名: 7th China-Japan-Korea Joint Conference on Geography
  • 発表場所: Northeast Normal University, Changchun, China
  • 年月日: 2012-08-05
• [学会発表] 地方に拠点を置く芸能団体のマーケットと客層 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山本健太、神谷裕夫
  • 学会等名: 東北地理学会2012 年春季大会
  • 発表場所: 仙台戦災復興記念館
  • 年月日: 2012-05-26
• [学会発表] 東京における小劇場演劇観劇者の行動特性-劇場 A における劇団 H の公演を事例として- (2012)
  • 著者名/発表者名: 山本健太、久木元美琴
  • 学会等名: 日本地理学会2012年春季学術大会
  • 発表場所: 首都大学東京
  • 年月日: 2012-03-28
• [学会発表] Changes to the consumption space of small theater performances after the 1980's in Tokyo (2011)
  • 著者名/発表者名: Kenta YAMAMOTO
  • 学会等名: 6th Korea-China-Japan Joint Conference on Geography
  • 発表場所: Seoul University, Seoul, Korea
  • 年月日: 2011-11-07
• [学会発表] 地方縁辺地域におけるプロ芸能集団の存立基盤-佐渡「鼓童」の事例- (2011)
  • 著者名/発表者名: 山本健太、神谷浩夫
  • 学会等名: 東北地理学会 2011 年春季大会
  • 発表場所: 仙台戦災復興記念館
  • 年月日: 2011-05-15