研究課題
若手研究(B)
本研究は、多国間の政策決定における「議会留保」を考察する試みである。その好適な素材として、ギリシャの債務危機をきっかけに設けられた超国家的な緊急融資の枠組を挙げることができる。かかる仕組みの下で、債務超過にあえぐ加盟国のために債務保証を引き受ける場合に、政府は国内議会の個別的な承認を得るよう義務づけられるのかどうか。この種の問題は、多国間安全保障の領域においても存在する。本研究では、ドイツの裁判例や学説を参照しながら、グローバルな政策決定に議会を関与させることの意義と限界を考究した。
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社会科学研究
巻: 65巻2号 ページ: 35-56
法政研究
巻: 80巻1号 ページ: 1-59