研究実績の概要 |
最終年度となる本年は、研究成果のまとめを行うととともに、以下の成果を公表した。まず、東アジアの地域主義とトランスナショナル市民社会との関係を、北米、アフリカ、南アジア、欧州との比較を交えて論じた論文を共著として英文で公表した(Seiichi Igarashi, “The Development of Civil Society in East Asia: Focusing on the Environment, Human Rights and Migrant Labor,”in Ochiai E. and Hosoya L.A., eds., Transformation of the Intimate and the Public in Asian Modernity, Amsterdam: Brill, 2014, pp. 264-300)。同様に東アジアを事例として現行の地域主義を「新自由主義型地域主義」と捉え、それに対抗するトランスナショナル市民社会の現代的位相を探った論稿を共著として公表した(五十嵐誠一「東アジアの市民社会と新自由主義グローバリゼーション-オルタナティブな東アジア共同体に向けて」三宅芳夫、菊池恵介編『グローバル経済と近代世界システム-資本主義は持続可能か?』作品社、2014年、112~133頁)。
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