研究課題
若手研究(B)
本研究では、失業率と雇用システムが同時に決定されるサーチモデルを構築した。企業の雇用契約の選択には戦略的補完関係が存在するので、モデルは複数均衡を持つことが明らかになった。一つの均衡は日本経済に対応し、企業は長期雇用契約を用い、企業特殊的人的資本が多く蓄積され、失業率が低くなる。もう一つの均衡はアメリカ経済に対応し、企業は短期雇用契約を用い、企業特殊的人的資本の蓄積は多くなく、失業率が高い。
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岡山大学経済学部ディスカッションペーパーI-
巻: 86 ページ: 1-18